◆希少 ELECTRO VOICE エレボイ CENTURION IV◆
センチュリオン IV
  [概要] 本品はエレクトロ・ヴォイス社(EV社)から1950年代に発売された4wayスピーカーシステム、
CENTURION IV センチュリオンです。
同社の代表作にして傑作と名高いセンチュリオン、パトリシアン、
ジョージアンにならびシリーズの中でも人気あるのが本品。
ジョージアンは本品の兄弟機にあたるモデルで、デザインはほぼ同じですが
キャビネットサイズが一回り大きく、
フロントローディング・フォールデッド・コーナーホーン型を採用しています。
対して、センチュリオンは下向きにウーファーを鳴らし、
前面バッフルの内側に出てくるという構造のユニット構成は両モデルとも同様に
105方式または117方式を採用。
相違点としては、117は105に比べユニットの磁気回路が小型化したものを使用しているため、
許容入力が小さい部分です。
（105:許容35W最大70W、117:許容15W最大30W）
本品のユニット構成は、磁力の強い105方式を搭載。
ジョージアンは本品の兄弟機にあたるモデルで、デザインはほぼ同じですが
それまでのクラシックなデザインに対し、本モデルは市場を意識したコンテンポラリーなデザイン。
生産された数量が少なく、現在では希少な品となっています。

[仕様] ○ (低域)MODEL 15W ○
ウーファーには15インチ口径ウーファーのMODEL 15Wを採用。
リッチな低音の増幅を誇るWタイプ・フォールデッド・ホーン型です。

○ (中域)MODEL 848HF DRIVERS ○
中低域には848HFドライバーを採用。
再生帯域は300Hz－600Hzと非常に狭く設けられていますが、
この帯域だけを担当させる贅沢なユニット構成を実現しているのは
後にも先にも同社のパトリシアンIVのみとなっています。

○ (高域)MODEL T35 VHF DRIVER ○
3500Hz以上の高域には同社のT35ツィーターを採用。
こちらもオープンホーン型で自然な減衰を実現しています。
ユニットに余計な負荷をかけることなく、
この高域に至っても音の分離と融合のバランスが
非常に素晴らしく自然な仕上がりです。

○ (クロスオーバー)MODEL X336 X-OVER ○
クロスオーバーには非常に希少なx336の初期モデルが採用されています。
この複雑なユニット構成をまとめ上げるには欠な存在といえます。
3つの帯域に分けられた回路の倍音や歪の内部干渉を極力抑える
優秀な影のワークホースです。

エンクロージャーの外観はプロフェッショナル手による
ブロンド・フィニッシュが施されております。
グリルにはオリジナルのフランス式のデザインが施され実に高級感溢れる仕上がりです。
その気品溢れる外観は出音の魅力を十二分に演出してくれること間違いありません。

年代物でありながら外観はもちろんのこと内部も最高のコンディションです。
エンクロージャー、ユニット共にこの上なく良好です。

[エンクロージャー仕様] 年代物でありながら外観はもちろんのことエンクロージャー内部もとても良い状態です。
エンクロージャー、スピーカー共にこの上なく良好です。
外観の程度など写真からご判断いただけるよう、とてもきれいです。
外観の写真を多めに載せましたので外観の状態をご確認ください。

EV CENTURION IV
方式: 4ウェイ3スピーカー
使用ユニット: W15(x2)