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300,000円
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【以下をご理解をいただける方は商品説明お進みください】オーディオ工作好きの自作品なのでメーカー製のような汎用性や使い勝手の良さはありません。セッティングでボードに並べて終わりではなく細心の調整が必要です。特にアーム部はワンポイントサポートなのでかなり調整はシビアです。写真を見て何のためにこんなことを?と思われる方は調整自体が難しいかもしれません。もちろんご案内はさせていただきます。また本質に関わる商品説明の間違いは別としてサイズや重さのわずかな違い、工作の仕業や仕上げの程度、小傷などの有無については御構い無しでお願いします。またセッティングには極細リード線の保護などの細心の注意が必要で、不用意に取り扱われるとリード線は簡単に切れます。正常動作の以下の商品説明は読んでいただかなくても写真が全てです。詳細についてはお読みください。
【概要】40センチ径厚さ50ミリ、重さ約24kgのステンレスプラッターと、17インチ超ロングステンレスアームが特徴です。プラス定番ヒステリシスシンクロナスモーターです。
【プラッター】40cm径で、外周ステンレス 中央部ジェラルミン 重さ約24kg超重量級ですが、精度にもこだわって偏心は目視では皆無、ボードとの隙間は極限まで抑えました。この重さと間隙のなさゆえボードへのセットにはコツが必要で落札後に案内します。また軸受保護のためラック上でセッティングの際にショックは禁物でゆっくりした作業に結構な体力とコツが要ります。私は二人掛かりでやってます。
【センタースピンドル】市販のプレーヤーのものを加工センタースピンドルス下部に静的耐荷重4990N(約500Kgf )動的耐荷重3900N(約400Kgf)のスラストベアリングを入れています。心配したゴロは流石に日本の精密工業製品で何種類かを試して全てボードに耳を付けても検知できず、己の血流音とかすかにモーターの回転音だけでした。そのモーター音も後述のように最少です。回転はスムーズそのもので33回転からドライブ糸を外すと停止までなんと5分以上!です。軸受部分のスラストベアリングは33回転では昼寝しているほどの使われ方ですし耐荷重マージンは大きいので製作後数年になる今まで変化は経験していません。
【プラッターベース】中心部のスピンドルサポートにステンレス、木製ボード(多分オーク)に艶消し塗装、鉄製脚(簡易研磨にクリア塗装)で構成し、鉄製脚は固定していません。
【アーム部】これは原寸大作図でトラッキングエラーが最小になるように設計しています。理想は22インチ程度でオフセットアングルを0(すなわちピュアストレート)にして、インサイドフォースも発生しないようにしたかったのですが日常操作に難がありそうで、冒険は避けて見送りまた。アームは念入りに設計はしたのですがハンド工作をその通り進めるのが難しくて、最後は出来上がってから成り行き調整です。結局ステンレス製17インチ(正確には実効長425ミリ)、オフセットアングル約12度、オーバーハング16mmです。トラッキングエラー角最小になるように(プラッターのスピンドルから70/145mmの間で)目視でオーバーハングを調節して16mmです。アームを自作するまではオーバーハングは適当に15mm前後にすればいいと気にしていませんでしたが、ここは1mmでもトラッキングエラー角にはっきり影響します。さらにアーム支点とシェル先端で設計したものの実際の針先ポイントは数ミリずれていて、数ミリの違いは大きく成り行き調整で上記16mmとなりました。形式:上下ともステンレス接点によるワンポイントサポートです。 ダンプは接点の高粘度グリスのみ。インサイドフォースキャンセラーの重りは2gで気持ち程度です。10gでは針が傾き、そこから順次減らし針圧1.3gのDL-305で2gにしました。現在のDL-103でもそのままです。プラッター外周の穴に針が落ちないようアームにストッパーを設けています。アーム後部の縦の重りはラテラルバランスを安定させるのに有効です。当初はなくて後から追加しました。バランスウエイトの偏心を利用してラテラルバランスを取っていましたが、これがあればワンポイントサポート形式の弱点もほぼ克服されて動作が安定します。この部分はウエイトを除いて支柱とコネクト部分はアルミ製です。そうでなくてもアームのモーメントが大きくなりますのでせめてこの部分は軽くと配慮しています。シェルと出力端子台はアルミ製で、その他主要部分はステンレス製です。アームベースは無垢ステンレス。簡単には持ち上がりませんので計測はしていませんがアーム部は10kgを超えているかもしれません。このアームについてはデリケートなので輸送には万全を期します。さらにセッディングとカートリッジの取り付けにはリード線を保護しながらとなるのでご注意ください。リード線はアームと出力端子に接続されていてアームベースとは分離可能ですが分離すると再組み立てが困難です。
【カートリッジ】写真の【モーター】4極ヒステリシスシンクロナスモーターです。別途こちらに出品していますので参考にしてください。なお、モーターに入札が入れば「自作アナログプレーヤー」は出品を取り消します。
注) ネットで「ヒステリシスシンクロナスモーター」を検索いただき、その特性を理解していただければ幸いです。
【サイズなど】システム全体でおおよそ幅94 奥行き55 高さ21センチ 総重量は測っていませんが50~60kg前後それ以外システム全体でゴムはモーターの脚以外には使用していません。フローティング部分もなく組み立てはリジットです。
【その他】アースはアーム部、プラッター、モーターと全て取っています。アースがなくてもハム音などが発生するわけではないのですが、機器のアース電位を揃えるという意味で精神的に落ち着きます。市販のトーンアームと違ってアームリフターがありません。構想にはあったのですがとうとう制作しないままです。発送は安全を見て複数個(3~4)口になる予定です。どなたか使われませんか。
以下、出品には無関係で、いままで使用してきた感想です40年近くいろんなプレーヤーを使用してきました。プラッターではマイクロ5000番やメルコ3560、自作(鉄工所作)でシステム全てステンレス製というのもあります。出品のものはメルコ3560の重さ35kgに体力の限界を感じ多少とも軽いものとして制作したものです。とは言え24kg、ボードを加えると30kgを超るもので、床からは持ち上がりますがラック上へのセットはもはやこれでも限界となりました。発送の際はどうするか、人手を集める算段です。アームは初めてのアーム、グレースG-960からロングタイプばかりたぶん6,7種類ぐらい、どれも気に入ってましたが手元には残っていません。印象に残るのは名機SME3012Rで、それをイメージしながらさらに5インチ伸ばしました。出品のシステムは長年の構想を現実にと鉄工所の協力を得て数年がかりで制作したものです。設計図なしの構想のみで取り掛かりましたので試行錯誤の繰り返しとなり完成まで数年かかりです。加工の難しいステンレスを多用したことと、アーム以外のほぼ全てを現物合わせでしたので、ひとつのパーツを入手または加工し、失敗もして、それに合わせて次のパーツを考えると言う手法で長期間にわたる制作作業でした。音は手前味噌の贔屓もありますが最初の一聴で期待通りのものとわかりました。付帯音がなく静かです。またどういうわけか曲がスローに感じ、思わずストロボで回転チェックをしたことが何度かあります。不思議です。このシステムで大げさに言えば再生装置全体のイメージが変わったかと思うような感じです。カートリッジはDL103で、浮気もしましたがほぼ40年これとDL-305ばかりですのでカートリッジのせいではありません。(お譲りするときは103を装着)アナログはシステムの些細なことでも違いが再生音に現れるので、弄りが止められません。ただこのプレーヤーで家内に言わせると「変わったの?」ですので私の主観が強いのかも。今となっては以前の音も忘れてますが...さらに私の耳はいい加減なもので愛用している自作WE421A無帰還シングルアンプと同じく自作FETA級アンプで、アンプを代えたときLP1,2枚は「ははぁやっぱりこれだ」と納得するものの2,3日後に何気なく聴いてると鳴ってるアンプを間違えて認識しているケースがあります。こんな程度の耳でオーディオをやってます。このたび本来の飽き性が出てきて次の構想が浮び、資金捻出のため出品です。